キックボクシング界、そして一般的な格闘技界でさえ、K-1は頂点だ。 K-1は、キックボクシングのチャンピオンを何人も輩出してきた。さらに名誉あることは、有名な組織のチャンピオンになること。松岡力は長い間チャンピョンになることを目指し、ついに達成した。日本育ち日本生まれの松岡は、2021年4月に加藤虎於奈を破り、67キログラム級でK-1クラッシュチャンピオンになった。今、松岡は新しい挑戦者、アリ・アインタに対して、Krush134での功績を更新しようとしている。
松岡力の家族は格闘一家だ。将来のチャンピオンがキックボクシングのスポーツを始めたきっかけは、父親と空手にあった。それが松岡をK-1チャンピオンへの道へ導いたのだ。
「キックボクシングを始めたのは、父の影響。父は空手の先生の同級生で、空手道場に行かざるを得なかった。」
松岡のキャリアへの影響は主に内面からのものだったのだ。ブルース・リーがかつて「水になれ。相棒。」と言ったように、松岡は柔軟だった。父親の空手とタイのボクシングから影響を受け、それ自体がユニークなファイターを生み出した。「キックボクシングはほとんど独学。」
K-1 Krush134での松岡力vs.アリ・アインタ

Krush 134に入ってから、松岡力はベストを尽くせるようにトレーニングしている。 「トレーニングは最高のコンディションを引き出すため。」素晴らしいタイトルを持ってもなお、さらに高みを目指す。 「今のタイトルには興味がない。目指す場所はもっと上だ。」と松岡は言う。
K-1で戦うことは、多くの人が経験する事ができない特権だ。松岡は、K-1が世界の他の組織とは異なる独自性をもたらしていると述べている。
「各K-1の戦いには物語があり、それは他の組織には見られない魅力だと思う。」
対戦相手のアリ・アインタについて松岡は、「アインタは圧倒的な自信がある。背が高く、手足が長い。優れた運動能力を持ち、素晴らしい選手だ。」と言う。
グローリーライバルズ。野杁正明と松岡力の再戦
2018年、松岡力はK-1ワールドグランプリで現在のK-1チャンピオンの野杁正明に敗北した。野扖は現在K-1KJPであり、松岡の現在の対戦相手であるアインタに勝利している。松岡はその再戦に目を向けており、Krush134で結果を残したいと考えている。
「この試合に勝利して、最短時間で野扖に追いつく。」
今年の初めに、Glory Kickboxingは、GLORY Rivalsと呼ばれる新しいプロモーションを発表した。このプロモーションでは、他のキックボクシングプロモーションとクロスプロモーションを行い、世界最高の戦いを行う。すでに発表されているが、EnfusionとRISEが登場し、今後さらに増幅予定である。K-1はまだ発表されていない。松岡にとって、誰と戦うかは問題では無い。
ただ戦うだけ。それだけなのだ。
「準備をしっかり行い、全て勝つ。いつでも戦える。」
ついにKrush 134に戻った松岡。松岡には「スタイル」も「才能」も無いかもしれない。
ただ戦うだけ。「特徴や才能はない。でも勝つのは俺。」
Krush 134に入ると、松岡には得るものと失うものがたくさんあるだろう。
勝利すれば、野杁正明への再戦に一歩近づく。